「堕胎罪」を憲法判断へ(ニュースde韓国語#053)

人工妊娠中絶手術を処罰する現行の堕胎罪について、憲法裁判所の判決がもうすぐ出るとみられる。 京郷新聞によると、憲法裁判所は4月初め、特別期日を設定し、刑法上の堕胎関連条項が違憲かどうかを宣告する。 

 인공임신중절 수술을 처벌하는 현행 낙태죄에 대한 헌법재판소의 판결이 곧 나올 것으로 보인다. 경향신문에 따르면 헌법재판소는 오는 4월 초 특별기일을 잡아 형법상의 낙태 관련 조항에 대한 위헌 여부를 선고한다. 

今回、憲法裁判所が判断する堕胎罪についての憲法訴願は、2017年2月に提起された。審判対象の条項は、妊娠した本人が直接中絶をする自己堕胎罪(第269条第1項)、これを手術した医師を処罰する同意堕胎罪(第270条第1項)だ。当時、堕胎罪で起訴された産婦人科医A氏は、1審の途中で違憲法律審判を申請し、受け入れられなかったため、憲法訴願を提起した。その後、昨年5月に、これについての公開弁論も開かれた。  

이번에 헌법 재판소가 판단하는 낙태죄 헌법소원은 지난 2017년 2월에 제기됐다. 심판대상 조항은 임신한 본인이 직접 낙태를 하는 자기낙태죄(제269조 제1항), 이를 수술한 의사를 처벌하는 동의낙태죄(제270조 제1항)다. 당시 낙태죄로 기소된 산부인과 의사 A씨는 1심 과정에서 위헌법률심판 제청을 신청했고, 받아들여지지 않자 헌법소원을 제기했다. 이후 작년 5월엔 이에 대한 공개변론이 열리기도 했다. 

堕胎罪の憲法訴訟は2012年にも憲法裁判所が宣告したことがある。当時は合憲と違憲の意見が4:4で同じだった。しかし、違憲が宣告されるためには、憲法裁判官6人の反対意見が必要なため、最終的に合憲と決定された。憲法裁判所は、当時、合憲を宣告した理由について「中絶を処罰しなければ、現在よりもさらに蔓延するだろう。妊娠初期や社会的・経済的な理由で中絶を許可していないことが、妊婦の自己決定権を過度に制限するとみるのは難しい」と判断した。 

 낙태죄에 대한 헌법소원은 지난 2012년에도 헌법재판소가 선고한 적이 있다. 당시에는 합헌과 위헌의 의견이 4:4로 동일했다. 하지만 위헌이 선고되기 위해서는 헌법재판관 6인의 반대 의견이 있어야 하기 때문에 최종 합헌으로 결정됐다. 헌재는 당시 합헌을 선고하며 ”낙태를 처벌하지 않으면 현재보다 더 만연하게 될 것이다. 임신 초기나 사회적·경제적 사유에 의한 낙태를 허용하고 있지 않은 게 임부의 자기결정권을 과도하게 제한하는 것이라고 보기 어렵다”고 판단했다.  

ところが今度は違った雰囲気が感じ取れる。文在寅大統領の当選後に任命された進歩的な裁判官の多数が、堕胎罪の処罰について否定的な見解を示したからだ。特に現在の憲法裁判所長、ユ・ナムソク裁判官は中絶について「人間としての尊厳と価値に関する最上位の基本的人権である胎児の生命権がまず保護されなければならないが、妊娠初期の段階で望まない妊娠をした女性の自己決定権も尊重されなければならない。医師の相談を前提とした、社会・経済的要因に起因する中絶は、ある程度許容する方向を慎重に検討しなければならない」との意見を提示したこともある。  

그런데 이번엔 다른 분위기가 감지되고 있다. 문재인 대통령 당선 이후 임명된 진보적 재판관들 다수가 낙태죄 처벌에 대한 부정적인 입장을 보였기 때문이다. 특히 현 헌법재판소장인 유남석 재판관은 낙태에 대해 ”인간으로서 존엄과 가치에 관한 최상위 기본권인 태아의 생명권이 우선 보호받아야 하지만, 임신 초기 단계에서 원하지 않는 임신을 한 여성의 자기 결정권도 존중돼야 한다. 의사의 상담을 전제로 한 사회경제적 요인으로 인한 낙태는 어느 정도 허용하는 방향을 신중히 검토해야 한다.”고 의견을 제시하기도 했다.  

京郷新聞によると、法曹界の関係者は「4月18日に退任するソ・ギソク、チョ・ヨンホ裁判官(朴槿恵前大統領時代内定・任命)は、堕胎条項を審判することに比較的慎重な立場であり、昨年就任したイ・ソクテ、イ・ウンエ、キム・ギヨン裁判官は前向きな意見だと聞いている」として「このため、結論が合憲に傾いた場合、新任の裁判官が検討時間不足などを理由に、宣告に合意してくれるのではないかという推測もある」と話した。 

경향신문에 따르면 법조계 관계자는 “4월18일 퇴임하는 서기석·조용호 재판관(박근혜 전 대통령 시절 내정·임명)은 낙태조항을 손대는 데 비교적 신중한 입장이고, 지난해 취임한 이석태·이은애·김기영 재판관 등은 전향적인 의견인 것으로 안다”면서 “이 때문에 결론이 합헌으로 기울 경우 신임 재판관들이 검토시간 부족 등을 이유로 선고에 합의해주지 않으리라는 추측도 있다”고 했다.  

一方、14日に韓国保健社会研究院は、人工妊娠中絶の実態調査の結果を発表したが、回答者のうち75.4%が堕胎罪の改正に賛成した。 

 한편, 지난 14일에 한국보건사회연구원은 인공임신중절 실태조사 결과를 발표했는데 응답자중 75.4%가 낙태죄 개정에 찬성했다. 

また、実態調査によると、全体の回答者(女性1万人)のうち7.6%が中絶を経験しており、妊娠を経験した女性の約20%が人工妊娠中絶(堕胎)を選択することが分かった。 

또 실태조사에 따르면 전체 응답자(여성 1만명)중 7.6%가 낙태를 경험했으며 임신을 경험한 여성의 약 20%가 인공임신중절(낙태)을 선택하는 것으로 조사됐다.  

これを基に推定された2017年の人工妊娠中絶率は4.8%と、過去よりも大幅に減少した。人工妊娠中絶率は、満15〜44歳の女性の人口1000人当たりの人工妊娠中絶件数を意味する。2017年の推定件数は5万件で、2005年の29.8%(34万2433件)、2010年の15.8%(16万8738件)に比べて大幅に減少した。 

이를 바탕으로 추정된 2017년 인공임신중절률을 4.8%로 과거보다 크게 감소됐다. 인공임신중절률은 만 15~44세 여성인구 1000명당 인공임신중절 건수를 의미한다. 2017년 추정건수는 5만여건으로 2005년 29.8%(34만2433건), 2010년 15.8%(16만8738건)에 비해 크게 감소했다. 

人工妊娠中絶の方法としては、手術だけ受けた女性が90.2%(682人)、薬物の使用者は9.8%(74人)であり、薬物の使用者74人のうち53人が、薬物で人工妊娠中絶ができず、医療機関等で追加の手術を実施したことが分かった。 

인공임신중절 방법으로는 수술만 받은 여성이 90.2%(682명), 약물 사용자는 9.8%(74명)이고, 약물사용자 74명 중 53명이 약물로 인공임신중절이 되지 않아 의료기관 등에서 추가로 수술을 실시한 것으로 나타났다.  

女性が人工妊娠中絶を検討する理由として、経済状態など養育が大変(46.9%)、子どもを望まなかったり、年齢差の調整など子供の計画(44%)、学業や職場など社会活動に支障を来す(42%)などを挙げた。人工妊娠中絶当時の婚姻状態は未婚が46.9%で高く、法律婚(37.9%)と事実婚(13%)が続いた。 

 여성들은 인공임신중절을 고려하는 이유로 경제상태 등 양육이 힘들어서(46.9%), 자녀를 원치 않거나 터울 조절 등 자녀계획(44%), 학업이나 직장 등 사회활동에 지장(42%) 등을 꼽았다. 인공임신중절 당시의 혼인상태는 미혼이 46.9%로 높았으며 법률혼(37.9%)과 사실혼(13%)이 뒤를 이었다.

原文:

ちょっと解説

#053でリアルタイム検索ワードの上位に浮上した「クワルドネネムティン」。実は同じ日に1、2位を占めていたのは、ある有名人の名前でした。

この2人は、レースクイーンで司会者のリュ・ジヘとプロゲーマーのイ・ヨンホ。検索ワード浮上のきっかけは、リュ・ジヘがインターネットの動画生放送で「イ・ヨンホとの子どもを中絶したことがある」と、爆弾発言をしたこと。

●韓国では刑事処分の対象

ここで「不法だがどうすることもできなかった」とリュ・ジヘが述べている通り、韓国は刑法で「堕胎罪」が定められており、女性や産婦人科医が刑事処罰の対象になります。

※日本も刑法上、堕胎罪が残っていますが、事実上、死文化しています。戦後に制定された母体保護法(優生保護法)で、母体の保護や経済的な理由で医師が行う人工妊娠中絶は合法となったからです。

韓国も、母子保護法で遺伝や伝染病など例外的な理由に限って人工妊娠中絶が認められており、女性と配偶者の同意を条件に許可されています。しかし、たとえば経済的理由は認められておらず、女性は懲役1年以下または200万ウォン以下の罰金、医師は懲役2年以下と定められています。

多くが違法であることを承知で手術が黙認されていますが、最近でも起訴されて医師や女性に刑事処分が下されることがあります。2017年までの5年間で80件と、件数としてはごく少数ですが、問題は刑事裁判になるという自体と、裁判に至るまでの過程。

東亜日報によれば、元彼や元夫とトラブルになり、男性側から離婚訴訟や養育権争いで有利になるためや、女性からの別れ話を切り出され、思いとどまらせるために脅しとして告訴に至るケースが多いとみられています。

●「少子化対策」で「厳格な取り締まり」?

堕胎罪の問題が浮上したのは2009年。李明博政権下で、出生率低下の対策の一環として「堕胎罪の取り締まり強化」が議論され始めてから。

2016年8月、保健福祉部が「医療関係行政処分規則」で規定する「非道徳的診療行為」の中に「妊娠中絶手術」を含め、医師への処罰を強化すると発表し、女性団体が反対して街頭デモなどが繰り広げられました。これは一度、白紙化されたものの、2018年に復活。違反した場合は資格停止1カ月の処分が科せられることになり、産婦人科医師会が「それなら妊娠中絶の手術を全面的に拒否する」と宣言して全面対立していました

一方で青瓦台のオンライン国民請願では、2017年に堕胎罪廃止の請願が20万件を突破し、チョ・グク民情首席が答弁で「現行法制はすべての責任を女性だけに問うている」と批判。ただし「社会的議論が必要な段階」として、政府自らによる法改正は慎重な姿勢を示しました。

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