飲酒運転の罰則強化へ、その背景は(ニュースde韓国語#042)


(10月)10日午前開かれた青瓦台首席・補佐官会議で、文在寅大統領は飲酒運転の深刻さを指摘し、処罰の強化を要請した。

10일 오전 열린 청와대 수석·보좌관 회의에서 문재인 대통령은 음주운전의 심각성을 지적하며 처벌 강화를 요청했다.

文在寅大統領はこの日、「もう飲酒運転を『ミス』と認識する文化を終わらせなければならない」として、「再犯の可能性が高い飲酒運転の特性上、初犯であっても処罰を強化し、事後教育の時間を増やすなど、再犯防止のための対策をさらに強化してほしい」と述べた。

문재인 대통령은 이날 ”이제는 음주운전을 실수로 인식하는 문화를 끝내야 한다”며 ”재범 가능성이 높은 음주운전 특성상 초범이라 할지라도 처벌을 강화하고 사후 교육시간을 늘리는 등 재범방지를 위한 대책을 더욱 강화해주기 바란다”고 말했다.

文在寅大統領は今月初めに上がった「飲酒運転の交通事故で友達の人生が台無しになった」という請願に自ら言及して「請願が言うように、飲酒運転事故はミスではなく、殺人行為になることもあり、他人の生活を完全に破壊する行為になることもある。過去10年間で全体の交通事故死亡者数は30%ほど減少しており、飲酒運転の交通事故の死亡者数も、50%以上減少した。このように着実に良くなってはいるが、飲酒運転事故はまだ非常に多い」と述べた。

문재인 대통령은 이달 초 올라온 ”음주운전 교통사고로 친구 인생이 박살났다”는 청원을 직접 언급하며 ”청원이 말하는대로 음주운전 사고는 실수가 아니라 살인행위가 되기도 하고 다른 사람의 삶을 완전히 무너뜨리는 행위가 되기도 한다. 지난 10년간 전체 교통사고 사망자 수는 30% 가량 감소했고 음주운전 교통사고 사망자 수도 50% 넘게 줄어들었다. 이렇게 꾸준히 좋아지고는 있지만 음주운전 사고는 여전히 매우 많다”고 언급했다.

文大統領はまた「特に注目すべき点は、飲酒運転は非常に再犯率が高い。昨年の統計を見ると、再犯率が45%に近い。3回以上の再犯率も20%に達している」として「飲酒運転の罰則が厳しくないからだと考えられる」と述べた。

문 대통령 또 ”특히 주목할 점은 음주운전은 매우 재범률이 높다. 지난 한해 통계를 보면 재범률이 45%에 가깝다. 3회 이상의 재범률도 20%에 달한다”며 ”음주운전에 대한 처벌이 엄중하지 않기 때문이라고 볼 수 있다”고 말했다.

そして「2005年から2015年までの11年間、飲酒運転で3回摘発され、運転免許が取り消された人が10万人を超えるほど、飲酒運転は習慣のように行われる」として「今は飲酒運転をミスとして認識する文化を終わらせなければならない時だ」と述べた。

그러면서 “2005년부터 2015년까지 11년간 음주운전으로 세 번 이상 적발돼 운전면허가 취소된 사람이 무려 10만명이 넘을 정도로 음주운전은 습관처럼 이뤄진다”며 ”이제는 음주운전을 실수로 인식하는 문화를 끝내야 할 때이다”고 밝혔다.

原文:


ちょっと解説

日本に比べると韓国はまだまだ、飲酒運転への危険意識が甘い、と感じる方は多いかもしれませんが、今年はそうした社会全体の意識が変わるターニングポイントになるかもしれません。

韓国では「ユン・チャンホ法」と呼ばれる道路交通法の改正案が国会で発議されました。これまで摘発3回で免許取り消しだったのを2回にしたり、車両が押収される基準も「死亡事故」から「重傷事故」にするなどの内容になっています。

(日本は点数制で免許停止などの処分が決まっており、どちらが厳しいか、という比較は正直、難しいところがあります)

ユン・チャンホさんは、飲酒運転事故の被害者です。発議に至った経緯は、「飲酒運転の交通事故で友人の人生が台無しになりました」という、青瓦台へのオンライン請願。軍隊の休暇中に飲酒運転の車にはねられ、50日間の治療の末に亡くなりました。その友人が書き込んだ請願が、40万件以上の同意を得て、大統領の発言に至ったわけです。

振り返ってみれば日本も、かつては飲酒運転を問題視する風潮は希薄でした。大きく変わったのは、2006年8月に福岡市で、飲酒運転の車に追突された車が橋から海に落ちて、乗っていた幼い子供3人が亡くなった事故。悲惨な事故が大きく報道されたのを契機に、飲酒運転とひき逃げの罰則が強化され、社会的にも「飲んだら乗っちゃいけない」という雰囲気は強くなりました。

韓国では、殺人などの犯罪を犯した場合でも、飲酒状態なら「心神耗弱」と認められ裁判で減刑されます。こうした規定も問題視されるようになり、飲酒犯罪を厳罰化するための法案も発議されています

これらの法改正案は、先月末に国会で可決されました。飲酒運転で死亡事故を起こしたら最大で無期懲役、負傷事故なら最大で懲役10年に引き上げられます。この点は日本より厳しいかもしれません。

飲酒による犯罪が、心神耗弱状態とみなされ減刑される問題も改正案が可決されました。「酒の過失に甘い韓国社会」は変わるのか、注目です。


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